コールマン・ホーキンス
コールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins)
コールマン・ホーキンスは、「サックスの巨人」ともいわれ、"Body and Soul"の名演奏を残しています。
1920年代に入って、ジャズの世界にサックスを持ち込んだのは、
コールマン・ホーキンスだといわれています。
というのも、昔のニューオリンズのジャズバンドには、サックスは使われていませんでした。
ニューオリンズのジャズバンドでのリード楽器といえばクラリネット。
シカゴとニューヨークのジャズ・バンドが、サックスをバンドに取り入れるまでは、
サックスは軍楽隊の楽器でしかなかったそうです。
ニューオリンズは、ジャズの故郷(原産地)です。
今では、ニューオリンズ=アメリカですが、以前はフランス領であり、スペインの都市でもありました。
ですから、ニューオリンズから産まれた音には、ヨーロッパの音楽的要素が、含まれている部分もあるといえるかもしれませんね。
このニューオリンズの時の流れから、色々なものが混ざり合って形成されたのが、
アメリカ音楽といわれるものです。
そこに、南部地方でアフリカの太鼓のリズムが織り込まれたものが、ジャズといわれるアメリカ音楽です。
当時の時代の流れなどをみながら、時代の背景にあった音楽に触れていくと、
変わった視点から、音楽、ジャズを楽しめるかもしれませんね。
コールマン・ホーキンス(Coleman Hawkins)TV Show 1965