マーカス・ミラー/クールジャズファンク
マーカス・ミラー(Marcus Miller)
マーカス・ミラーは、アメリカのベーシストで、音楽プロデューサー、作曲家・編曲家でもあり、ジャズ・フュージョン界で活躍し、人気の高いプレーヤーです。
マーカス・ミラーは、ベースの他にもバスクラリネット、ボーカルなどもアルバムで披露しています。
マーカス・ミラーの奏でるベース音の魅力というと、フェンダーのベースを巧みにあやつり、スラップ/タッピング(チョッパー)による深みのある音、ここぞというところに打ち込む音、グルーヴ感が最大の魅力といえます。
マーカス・ミラーの打ち出すスラップ/タッピングの独特なサウンドは、他のベーシストに大きな影響を与えています。
マーカス・ミラーの愛機77年製のフェンダー・ジャズベースは、ロジャー・サドウスキーの手によってアクティブ化の改造がされたものです。
もともとこの年代のフェンダー・ベースは品質があまりよくないといわれ、人気もそれほど無かったのですが、品質がよくないといわれたフェンダー・ベースを改造して見事なスラップサウンドを放つマーカス・ミラーのスタイルは、ベーシスト達に大きく影響を与えました。
今では、70年代製のジャズベースも高い人気を誇っており、マーカス・ミラーのようなアクティブ化の改造も多く見られるようになっています。
余談ですが、マーカス・ミラーは、ウィントン・ケリーの甥です。
マーカス・ミラーLive Under The Sky '91